若女将奮闘記

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「特製昆布寿司」について

熊野の田舎寿司の代名詞「昆布寿司」

神々にお供えした昆布を使って寿司を作ったといわれる、伝統の昆布寿司。「よろこぶ」という言葉にかけた縁起の良いお寿司として、新宮地域では、お祭り・お正月・おめでたい席などでよく見かけるお寿司です。 具材は濃い味で煮付けた干瓢(かんぴょう)、ごぼう。海苔の代わりに白板昆布を使います。上品さと満足さを兼ね備えた抜群のバランスを誇ります。

徐福寿司の昆布寿司のためだけに作られている白板昆布

徐福寿司の昆布寿司は、北海道函館産の天然真昆布を使っています。昆布は、そのままの状態では使えず、地元新宮の昆布職人さんが徐福寿司の昆布寿司だけのために、特別に白板昆布を作ってくれています。こうした地元の昆布職人さんのおかげで、熊野新宮の食文化が支えられているのです。

こだわりその1

脇役(ごぼう、醤油など)も100%国産を使用!

脇役となる具材も、こだわりのものを使用しています。ゴボウは関東圏を中心とした有名ゴボウの産地物を、地域の旬に合わせて使っています。また、味を調える際に用いる醤油は、地元新宮の新宮醸造さんのお醤油を使っています。伝統の味だからこそ、できるだけ身近で定評のある素材を用いるのが徐福寿司のこだわりです。

こだわりその2

だしの要に「紀伊勝浦産生まぐろ」

紀伊勝浦産の生まぐろは、100%はえ縄漁にて漁獲される天然まぐろです。漁獲されたまぐろを1本1本丁寧に活け締め処理し、船内において冷水保存(氷温)することにより、漁獲された直後の新鮮さと品質を保っています。 この生まぐろに2割ほどの鯵、鯖、鯛などの中骨をブレンドし、約30分間こまめにアクをとりながらきれいな琥珀色の「だし汁」をとります。生まぐろを贅沢に使った上品なだしが、昆布寿司の美味しさを底上げします。

こだわりその3

深い味わいを引き出すこだわりの製法

徐福寿司の昆布寿司の仕込みでは、厳選した素材たちがお互いに味を引き立てるように掛け合わせていきます。そこにシンプルながら深い味わいの秘密があります。 まず、丁寧に取ったまぐろの「だし汁」で、白昆布を煮込みます。昆布のうまみとまぐろ・魚の旨味がかけ合わさることで、味に深みが増していきます。次にこのだし汁で干瓢を仕込み、最後にそのだし汁でごぼうも煮込んでいきます。 素材を仕込む過程でだし汁がさらに深みを増し、それがさらに次の素材を引き立てる。徐福寿司伝統のこだわりです。

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